診療技術部
放射線
当院放射線科には、放射線技師2名と受付事務1名が所属しており、医師より一般撮影、CT、バリウム検査、嚥下造影などの検査依頼に対応しております。
検査を受けられる患者さんに、少しでも安心して検査を受けていただけるように説明や接遇に努めております。
PACS(画像保存・配信システム)の導入によりフィルムレスとなり、検査結果のデータ保管・転送により当日や過去の画像が院内の端末で瞬時に検索・表示ができるようになりました。正確で迅速な検査を心がけ、検査中のトラブルを未然に防ぐべく日常点検、管理に努めております。
一般撮影装置
X線写真の撮影を行う検査で、胸部や腹部、骨、関節などの撮影を目的に応じて撮影します。
この他、撮影室とは別に病室などで撮影できるポータブル(回診用X線)撮影装置があり、撮影室に来ることが出来ない場合や感染症の拡散防止が必要な場合等に使用します。
CT撮影装置
当院ではGE Healthcare社製16列マルチスライスを導入しております。
X線透視装置
X線透視装置は胃や腸などの消化器系や嚥下造影などを中心にバリウム等の造影剤を使用して臓器を描出します。
FPD(X線画像表示装置)
当院では、これまでX線撮影はCRという画像読取り装置にて画像を得ておりましたが、FPD(フラットパネルディテクタ)を導入しております。
これにより、被ばく線量の軽減と安定した画像が瞬時にでき、患者さんの待ち時間や画像処理時間の短縮が図れます。
また、微細な病変の検出能も優れ、診断範囲も拡がります。
PACS(画像保存・配信システム)
PACSとは従来画像はフィルムで読影していたものを、デジタルデータとして保存し、院内ネットワークを介して各部署に設置してあるモニターに表示するものです。
これによりフイルムの保管や搬送時間をなくし、迅速な診断が可能となり、検査効率向上と待ち時間の短縮に繋がり患者さんの負担軽減となります。
超音波検査
腹部(肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓)を中心に異常や病気がないかを調べます。脂肪肝・胆石・胆嚢ポリープ・腎結石などの疾患の発見に有効です。
また、毎年受診することで、脂肪肝などの生活習慣病から起こる所見の変化を観察することも可能です。
臨床検査
臨床検査は診療においての疾患の診断、治療の判定などを行うための情報を提供します。
検査室では血液、尿の検体検査と心電図、血圧脈波の生理検査を行っています。
検体検査
特定の測定装置を用いて貧血の有無(白血球や赤血球の数値)や炎症の度合い(CRP)肝・腎臓(AST・ALT・尿素窒素・クレアチニンなど)の機能や脂質値(血中コレステロールなど)、血糖になどを測定しています。
院内では他に尿検査やインフルエンザ抗体、covid19(抗原・PCR)などの検査もしています。
生理検査
心電図
心臓の活動電位を波形として記録し、不整脈、狭心症、心筋梗塞などを見つける検査です。
ベッドに寝てもらい、安静時の心電図の記録を行います。検査時間は数分です。
他にホルター心電図(24時間の心電図をレコーダーに記録し不整脈や虚血性変化を調べる検査)も予約制で行っています。
血圧脈波検査
両手両足の血圧を同時に測定することにより、血圧の差や脈の伝わり方で、血管の硬さ、詰まり具合など、動脈硬化を客観的に評価することのできる検査です。
動脈硬化の危険因子である【高血圧・脂質異常・糖尿病・肥満・喫煙】などを有する方は是非検査をおすすめいたします。
検査時間は15分程度です。